額一筋に生きる 日本工芸

日本工芸は、製造から販売まで一貫した自社生産です。

 

ごあいさつ

日本工芸グループは、書や絵画の魅力を高める額縁を製造したり、作家の思いをさりげなく引き立てる表装を施したりする芸術工房です。

幾星霜を重ねた紫壇・黒壇・柘植などの銘木を工芸品として昇華させることに、細やかに織られた金襴をさらに彩り豊かに飾ることに私たちの使命があります。国内外の有名作家の作品をはじめ年端もゆかない子供たちのものでも、私たちは作家の思いをしっかり受けとめ作品本来の輝きが増すように心を込めて工作を続けます。

私たちはあらゆる作家から充分な信頼を得て、誇りと自信を持って日本の文化を支えてまいります。                              代表取締役 藤原力

 

製造工程

企画

お預かりした作品をお好みの雰囲気に額・掛軸・屏風などさまざまな形で表現します。作品の持つ本来の魅力をより高めるために、素材・色柄など市場動向を踏まえたご提案が出来るよう意識を高めています。

木工

天日で3年間乾燥させた原木から選りすぐったものを使い、削りや組み立てなど幾つかの工程を経て仕上げます。機械による作業と職人の手による作業が流れのなかで効果的に同調し生みだされます。

弊社では木材を丸太で輸入し、国内で製材して約2年から3年位天然乾燥して製品加工を行っています

 

原木は主に南洋材パプアニューギニアのペンシルシダー及びペルポック(Perupuk)カナリューム(Canarium)等を主に利用しています

 

製材した板を自然乾燥している風景

2~3年乾燥させた木材を人口乾燥機に入れ残りの水分を取り除きます

ギャングソーで板を小割します

 

モルダーで弊社の規格サオに加工します

 

サオによってまっすぐなモノを選びながらの作業になります

加工されたサオが次々に仕上がっていきます

 

できたサオを注文品の寸法より少し長めにカットします

 

自動トメ切り機で指定の内寸法にカットします

枠組み高周波機で四角に組みます

 

隅丸額には補強のためコーナーに三角を入れます

チギリ入れ機で4つのコーナーにチギリ用の溝を入れます

 

先ほどの溝にチギリを入れます

隅丸の場合、ハンドルーターで加工します

 

規格寸法の時はNCを使って加工します

隅丸の場合、チェルトという機械でコーナーを丸めます

 

チェルトでコーナーを丸めているところ

 

別注枠や組子、衝立などは一つ一つ手作りしています

パネル用のサン木もギャングソーで小割りします

 

注文品の厚みに小割りしたサン木を寸切りします

 

サン木を四角に組みます

四角に組んだサン木の両面にべニヤ板をボンドで貼りあわせプレス機で接着します

 

プレス機で押さえているところ

 

8尺パネルソーで指定の寸法にカットします

8尺を越えるサイズのパネルは10尺パネルソーでカットします

 

厚みの調整にはワイドサンダーを使います

 

隅丸額には三角が入っているので四コーナーをカットします

落としマットのくり抜きもNCで加工します

 

パネルと同じようにサン木をつけてプレス加工

はみ出たサン木をベルトサンダーで削って落してマットを仕上げます

 

アクリルの側面研磨も自社で行います

 

側面研磨作業の様子

塗装

全国的に有名な「府中家具」。長年において劣化しにくいこの塗装技術を額縁にも応用しています。繰り返される工程によって、深みのある表情を作り出すことで、控えめながらしっかりとした存在感を醸し出しています。

生地 横スリ

 

生地 ベルト

 

生地 内側研磨

生地 研磨 

 

下塗り塗装

 

サンディングベルト研磨

ポリ研磨

 

仕上塗装

表装

作品は一つひとつ大切で貴重なものです。それをそのままにしておくことは、経年劣化が起こりやすい状態です。作品をいつまでも美しく保つために、そしてそれらに花を添えるために表装を行います。

作品の裁断

 

マットに釘打ち

 

作品へ霧吹き

作品へ糊付け

 

作品の貼込

 

完成

布カット

 

裏紙取り  

 

シルケット取り

白とりのこ取り

 

花色に霧吹き

 

パネルへ糊付け

ローラーを通す

 

パネルへ花色貼る

 

ハケで押さえる

パネルへ布貼

 

布をカット  

 

曲水マットの布曲げ

糊付け後、アイロンで曲げる

 

ガラス押え布貼

 

パネル貼の布曲げ

ゲタ作品台

 

作品台とりのこ曲げ

 

裏紙の角をカット

 

糊付け後曲げる

箱とアルミ

弊社ではアルミ額も取り扱っています。規格寸法から別寸法まで幅広く対応しています。

箱 ダンボールカット

 

箱 切り込み 

 

箱 折り目

箱 ホッチキス止め

 

箱 のり止め

 

アルミ トメ切

アルミ 金具取り付け

 

アルミ 組立①

 

アルミ 組立②

組立て・出荷

多くの工程を経ていよいよ完成です。額にアクリルパネル、マット、取付金具そして作品をセットします。お客様のお手元に傷一つなくお届けするために丁寧に梱包し、真心込めて全国へ送り出します。 

内面金をエアタッカーでマットに固定

 

裏のベニヤに作品台を乗せマットをはめる

 

マットにアクリルをセットする

枠をはめてセット完了

 

セットした額の裏にエアビスラーで吊金具と止め金具をつける

完成品 

 

完成した額を梱包

 

梱包した荷物風景

 

梱包した荷物を配達業者のトラックに積み込む

お問い合わせ

TEL: 0847-67-2134(代)

FAX: 0847-67-2135

E-mail:

 nichiko@nichiko.jp

 

営業時間

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休日

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